ほとんどの脱毛サロンでは施術を行う当日はその部位のムダ毛を処理してくるように言われます。脱毛前にムダ毛の自己処理をしてきてほしいと言われるケースがほとんどですし、脱毛前の自己処理をしなくてもOKという脱毛サロンはほとんどないでしょう。もちろん、そのような脱毛サロンもあるかもしれませんが、たいていどのサロンでも脱毛前にムダ毛の自己処理をしてきてくださいと言われます。では、どうして脱毛前にムダ毛の自己処理をしてこなくてはならないのでしょうか。
まず、脱毛の施術を行う部位にムダ毛があると脱毛の効果が薄れてしまうということが理由の一つです。脱毛の施術では専用マシンから照射される光で毛根にダメージを与え、毛母細胞を破壊して脱毛を行います。毛がそのまま残っている状態だと毛根にしっかりとダメージを与えることができませんし、脱毛の効果が薄くなってしまうのです。きちんと脱毛の施術を行うためにはムダ毛が邪魔になってしまいますから、それゆえに剃ってほしいと言われてしまうのです。しかし、ここで一つ疑問が残ります。サロンで脱毛前に処理してくれればいいのでは、と思った方もおられるでしょう。
ムダ毛の処理を行うにはカミソリなどでシェービングする必要がありますが、カミソリなどの刃物は理容師免許がないと使用できません。脱毛サロンの技術者、エステティシャンがカミソリなどを使って施術を受ける方にシェービングを行うということはできないのです。そのため、自己処理してくださいと言われるのです。最近では理容師免許を持つ脱毛エステティシャンを在籍させているサロンもありますから、そのようなサロンだと処置してもらえるでしょうが、それ以外のサロンだと基本的に自己処理を求められるケースがほとんどでしょう。
脱毛前の自己処理方法と注意すべきこと
脱毛前に剃る理由は?
自己処理をする際のポイント
脱毛の施術を受ける前の自己処理ですが、できるだけ施術の当日か前日に行うようにしましょう。あまりにも前過ぎるとまた生えてきてしまいますし、あまりにもギリギリすぎるのも慌ててしまうのでおススメできません。前日に行うのが処理を忘れることもないでしょうし、もっとも確実ではないでしょうか。自己処理を行うときはカミソリなどを使うと思いますが、電気シェーバーなどもお勧めです。腕や足といった部位だと処理もしやすいと思いますが、背中などは自分で剃ることが難しいと思うので家族や友人に手伝ってもらえないか尋ねてみましょう。
一番やってはいけないのは毛抜きで抜くことです。普段からムダ毛の処理をするのに毛抜きを使って抜いている、という方もおられるでしょうが、これは一番やってはいけないことです。肌や毛穴に大きな負担を与えてしまいますし、さまざまな肌トラブルのもとになってしまいます。脱毛前の自己処理でも同じく毛抜きで抜くのは絶対にNGですから覚えておきましょう。脱毛の施術では専用マシンから照射される光で毛根にダメージを与えることで脱毛を行いますから、毛根まで引き抜いてしまっていては施術の意味がなくなってしまいます。
また、あまりにも深剃りしすぎるのもNGです。脱毛に使用するマシンから照射されるのは熱エネルギーですから、少なからず肌にダメージを与えてしまいます。自己処理で赤みが出てしまうほど深剃りしていると施術時に肌へ与えるダメージがより大きくなってしまいますし、サロンによっては脱毛を断られてしまうかもしれません。あまりにも力を入れ過ぎたり、深剃りしすぎたりすると施術そのものが受けられなくなる可能性がありますから注意しましょう。自分で触って、ざらざらしていなければそれで大丈夫ですからあまり神経質にならないことです。
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